勃起をするメカニズム【仕組みがわかれば治療方法もわかる】
私たち男性のほとんどは、小学校の高学年から中学生のある時期にオナニーを始めます。つまり、その頃からペニスに性的な刺激を与えて、自分で勃起をさせていることになるワケです。
そして、その行為は本能的な部分に左右されます。ですから、特にやららしいことを考えていなかったけど、ペニスをもぞもぞ触っていたらなんだか気持ちよくなって、いつのまにか勃起や射精をしてビックリしたという方も多くいらっしゃるはずです。
ですので、『なぜ勃起をするのか?』を知らなくても、勃起や射精はできるので、40代になってもそのメカニズムを知らない方はたくさんいると思います。私自身、自分がEDになるまでは、勃起の仕組みを知りませんでしたから^^;
しかし、ED治療に取り組む際には、勃起の原理と原則を理解しおいた方が良いと言えます。その理由は、原理・原則を分かっていれば、どのような治療が有効なのかを判断する材料にすることができるからです。
ED治療方法やサプリメントの中には、詐欺まがいの怪しい商品もたくさんありますので、そのようなものに騙されることもなくなるでしょう。
そこで、こちらの記事では勃起のメカニズムについて、お伝えさせて頂きますので、これからED解消に取り組む方にとって参考になれば幸いです。
勃起の仕組み
私たちのペニスが勃起する上で重要となるが次の3つです。- 一酸化窒素(NO、Nitric Oxide)
- 平滑筋
- cGMP(サイクリック・グアノシン・1リン酸)
実はこれら3つの言葉で、勃起のメカニズムをお話することができるんですね。cGMPについては、耳にしたことの無い方が多いでしょうが、そのような言葉があると理解で大丈夫ですので、このまま読み進めてください。
早速ですが、私達が勃起をするまでの流れは以下の通りになります。
勃起のメカニズム
1.性的興奮を受けることで、体内の神経から『一酸化炭素』が分泌されます。2.1で分泌された『一酸化炭素』がペニスの周囲にある『平滑筋』に作用するのが次のステップです。このときに、『一酸化炭素』が『cGMP』という物質を作りだすのですが、それが『平滑筋』がゆるませて、ペニスに血液が流れやす状態になります。
3.そして、『cGMP』の作用で『平滑筋』が緩んで拡張するので、血管に血液が流れ込みます。
4.流れ込んだ血液の影響で、ペニスが膨張して硬くなります。これが勃起の状態です。
以上が、私たちが勃起をするメカニズムとなります。
1から4までの流れをご覧になれば、お分かり頂けるかと思いますが、勃起をするために重要なのは、『筋肉の弛緩』と『血流の促進』です。
つまり、リラックスした心の状態と、健康な血管、サラサラな血液がとても重要となります。若いときでも、緊張してペニスが勃たなかったという経験をしたことがある方はいらっしゃるかと思いますが、それは緊張のためにペニス周辺の平滑筋を弛緩させることができなかったためです。
以上のようなメカニズムを理解していれば、どのような対策がED解消のために有効かを判断することができます。用語が難しくて、イマイチ理解ができていないという方は、もう一度こちらの記事を読み直してみてくださいね。